視覚障害者のための設備②

視覚障害者のための設備をご紹介します。
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◇建物の配置

1階2階3階をほとんど同じ間取りにしてあります。他の階も自分の階と同じように行動できます。

◇格子戸

家庭に比べると長い廊下になってしまいます。長い廊下を防止するために格子戸で区切りました。広すぎることを防止します。また、視覚障害があっても格子戸で位置確認が出来ます。

◇浴室

広い浴室は不安の原因を作ります。家庭の浴室・浴槽と同じ程度の広さにしました。一人で安心して入浴できます。床タイルの種類を変えて点字ブロックと同じように誘導案内をしています。浴室は床暖房になっています。不安な方には職員が浴室内でサポートします。身体障害が重度の方のために特別浴槽も設備しました。

◇食堂

各階に2ヶ所あります。浴室と同じ考えです。大食堂では集団の中の孤独が心配されますが、小集団なので職員の目が届きやすいとともに自然となじみの関係が生まれます。流し台を設備しました。家庭料理なら十分できます。

◇エレベーター

廊下に階数のボタンがあります、エレベーターに乗る前に希望階のボタンを押すだけで行きたいフロアーへ行けます。エレベーターのかごの中でボタンを探す不安がありません。

◇居室の目印

ご自身の目印で部屋の確認が出来ます。部屋の表示は浮き出た字にしてあります。1階は魚、2階は花、3階は星がシンボルマークです。弱視の方のために居室入り口の上部に、ランプが取り付けられるコンセントも設備しました。